2011/04/23

Weapons of Mass Distraction : Passion & Politics by Agent Provocateur

Agent Provocateur





     A g e n t      P r o v o c a t e u r  


「エージェント・プロヴォクター」




美意識高い淑女にはおなじみのランジェリーブランド。




創設者はジョー・コーレ


あのマルコム・マクラーレンと
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
実子です。





ちなみに最新コレクションはロイヤルウェディングちなんだもの。

Love, honour and disobey









その血統に従うかのように

ただのセクシーやエロティックに終わらない

ユーモアと哲学に満ちたランジェリーの数々は

たびたび、話題となっています。













さらにAgent Provocateurで特筆すべき点は

ショーウィンドウ。


 

あのブロンディのデビー・ハリーをしてそう言わしめるほど。











その中から今回はかなりパンチの利いた作品をご紹介





[ Weapons of Mass Distraction ]

大量破壊兵器






2001年の9・11米同時多発テロ

それを機に英米国はイスラム国家

とりわけ、フセイン政権下にあった

イラクとの対立を深めていきました。




そして2003年、ついにイラク戦争へ突入。

昨年、オバマ政権の終息宣言までの

7年間、多くの犠牲が出ました。




当時のアメリカ、ブッシュ政権が

攻撃を正当化する理由としてあげていたのが

イラクが大量破壊兵器を保有していることでした。




しかし探せど探せど

大量破壊兵器は見つからず。

アメリカはまるでベトナム戦争のような混沌に陥り

挙句、「大量破壊兵器は無かった」

とう結果に終わりました。








そんなイラク戦争開戦の2003年

ロンドンの街に現れたのが

このAgent Provocateurのキャンペーン







忘れないでください。

Agent Provocateurはランジェリーショップです!!



血どろ


マシンガン


もう一度言います。

Agent Provocateurはランジェリーショップです!!



商品と呼べそうなものは


メッセージが入ったニッカーズ


ニュークマークのニップレス


くらい。










昔は階級社会への反抗

今は温暖化防止


社会問題をファッションで訴える

母上、ヴィヴィアンの血は

立派に息子にも流れています。








住民から店に投石をうけた両親同様

このウィンドウディスプレーには

ハードな仕打ちをうけた模様




ここにジョー本人のコメントを




メールに始まり、警察がきて、

最後には「肉を売る免許は無いはずだ」と言いがかり

敵もなかなか。









さらにこのディスプレイの凄い所。

動物の死骸系は

現代アートの稼ぎ頭


によるもの。


まさにイギリスのヤンチャボーズ集合の図ですね。










そして

私が

ほかにもスポーツやメイドやら

数多くのカワイイキャンペーンがあるにもかかわらず

これがお気に入りな理由






それは、ニッカーズのメッセージです。







拡大しましょう










The only bush I trust is my own






「信じられるのは私のブッシュだけ。」



BUSHはかけ言葉。


一つは、イラク戦争開戦した

「ジョージ・W・ブッシュ」



もう一つは「茂み」

この位置に書いてある「茂み」

もうおわかりですね?


このあたりのキレのいいユーモアも

血は争えないといいましょうか…


最高!!















May U live 2 see the Dawn



poppo


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